はじめに
宿命の中の縁、縁を造る言葉
言葉は人間の運命を支配する
人生という航路の幸せを指す羅針盤なのだ
言葉は暗示され、潜在されてこころとなる
言葉は波動だ、何処からでも
自由に侵入してくる
人間の今の自己存在は過去の結果である
今の存在が、やがて未来には
過去になることは間違いのない事実だ
未来を素晴らしく生きるための指標として
人間の幸せの羅針盤ともいうべき言葉を持たなくてはならない
そのためには、氾濫する言葉の中の
「丸を三角に書く」ような理論に惑わされてはならぬ
人間に与えられた言葉は
人間の幸せのみに使われてこそ本当の言葉なのだ
言葉は人間の魂でもある
言葉は生殺与奪をほしいままにするのだ
光の一言こそ人間の生命(いのち)だ
目次
はじめに
第一章 与える心になり切れ
第二章 何かを、食べたく、思った時は
第三章 枝葉末節のことに捕われるな
第一章 与える心になり切れ
- 与える心になり切れ、ひとの幸せを喜ぶ心になり切れば、幸せは与えられるものだ。おしむ、ねたむ心が、幸せの邪魔をするのだ。
- あらゆる宗教や哲学、学問も、人の苦を救うために起こったものだ。
- 与えさせて貰えるから幸せなのだ。
- 愛念とは、太陽の光線を集めたレンズのようなものだ。
- 与える心を失ったら職業(しごと)ではない。
- 暗気になるな、安気になれ。
- 生かされているよろこびを先に持て、苦患は消える。
- 一人前になったと言っても、肉体だけでは本当の一人前ではない、精神が育ってこそ一人前と言える。
- 一言の想念が明、暗いずれかに片寄って運命を造るのだ。
- 一心同体とは相手になり切ることに尽きる。
- 己の心の明、暗によって、物事は決するのだ。
- 生命が与えられてある故に、吾は思い考え悩むなり、しかし己の心を痛め苦しめ悩むは天に対し最大の罪なりと悟るべし。
- 生かされているから、憂苦が起こるのだ。
- 与えられ生かされている人間だ、与えるのが真理だ。
- いのちを大切にせよと言うことは、心を大切にせよということだ。
- 浪のうねりは男波、女波を従わせながら満潮に向うのが自然だ。
(一部抜粋)
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